過去10年のデータを分析して、2017年マーチステークスの傾向を調べてみました。
あと、データ分析して勝ち馬を予想してみます。
マーチステークスはどんなレース?
マーチステークスは、中山ダート1800mで行われるG3レース・ハンデ戦です。
特に前哨戦としての位置づけはなく、この後にアンタレスS、平安Sへとつなげていきたいところですかね。
コース特徴はこちらの記事を見てね
マーチステークスの脚質の傾向は?
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
合計 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1 | 1 | 0 | 7 | 9 | 11.11% | 22.22% | 22.22% |
先行 | 3 | 4 | 3 | 26 | 36 | 8.33% | 19.44% | 27.77% |
差し | 4 | 4 | 6 | 38 | 52 | 7.69% | 15.38% | 26.92% |
追込 | 1 | 0 | 0 | 44 | 45 | 2.22% | 2.22% | 2.22% |
基本的に前の方で競馬したほうが好走する傾向がありますが、差しタイプまでなら十分ありえます。
スタートしてから4F目にペースを落とした場合、先行タイプが優勢で、ペースを落とさなかった場合は差し優勢の傾向があります。
追い込みが決まったのは2012年の重馬場だったときで、切れ味がいきる馬場になったときだけです。
2016年のように超スローな展開になれば逃げ残りは十分可能です。
タイムの傾向は?
年 | 頭数 | 馬場 | 勝ちタイム | 前半-後半3F | 1000m通過 | ペース | 1着 | 2着 |
2016 | 15 | 良 | 1:52.7 | 38.1-37.3 | 63.3 | S | 逃 | 先 |
2015 | 16 | 良 | 1:52.7 | 36.4-38.2 | 61.9 | H | 差 | 差 |
2014 | 16 | 重 | 1:51.2 | 35.6-37.7 | 60.7 | H | 先 | 先 |
2013 | 16 | 良 | 1:52.6 | 36.5-38.2 | 61.9 | H | 差 | 逃 |
2012 | 16 | 重 | 1:51.0 | 36.0-37.6 | 61.4 | M | 追 | 差 |
2010 | 16 | 稍 | 1:51.7 | 36.5-38.1 | 61.3 | H | 先 | 差 |
2009 | 16 | 良 | 1:51.9 | 36.8-37.5 | 62.2 | M | 先 | 先 |
2008 | 16 | 良 | 1:51.6 | 36.0-37.9 | 61.1 | H | 差 | 先 |
2007 | 15 | 稍 | 1:51.4 | 35.4-39.1 | 59.8 | H | 差 | 差 |
前半の先行争いが激しくなりがちでハイペース傾向です。
勝ちタイムは、良馬場なら1分52秒台、道悪なら1分51秒台といったところ。
4コーナー位置取りとラップデータは以下のとおりです。
2016年
4(3,14,16)(7,13)(1,5,12,10,8)(11,2)15,9 6
13.1 – 12.1 – 12.9 – 12.9 – 12.3 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 13.0
2015年
(*5,10)13(4,7,14)(16,11)(1,15)(3,9,12)(6,2)-8
12.5 – 11.4 – 12.5 – 13.2 – 12.3 – 12.6 – 12.7 – 12.5 – 13.0
2014年
(12,*10)15(9,5)7(11,1,2)8(16,14)(6,13,4)3
12.2 – 11.2 – 12.2 – 12.8 – 12.3 – 12.8 – 12.6 – 12.2 – 12.9
年齢の傾向は?
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
合計 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 2 | 4 | 2 | 23 | 31 | 6.45% | 19.35% | 25.81% |
5歳 | 2 | 0 | 4 | 30 | 36 | 5.55% | 5.55% | 16.66% |
6歳 | 3 | 4 | 2 | 28 | 37 | 6.80% | 18.20% | 22.70% |
7歳 | 2 | 1 | 1 | 17 | 21 | 9.10% | 14.29% | 19.05% |
8歳~ | 0 | 0 | 0 | 17 | 17 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
4歳から7歳まで幅広く好走しています。8歳以上はさすがに厳しいみたいですね。
牝馬が好走したのは、2011年の2着だけで、このときは阪神開催だったので参考外と考えると牝馬苦戦傾向として考えたほうが良いかと思います。
過去実績の傾向は?
東京や中京ダートの重賞実績は、あてになりません。まどわされないようにしましょう!
前5走以内でダート1700m以上のレース(1600万クラス以上)を勝っていること。これが勝ち馬の条件です。2着・3着の馬もほとんどこの条件を満たしていました。
スローペースの展開しか好走実績がないタイプは軽視したい。できれば、ハイペースの流れを中団より前で追走して好走する実績がほしい。
枠の傾向は?
内枠なら先行しないと好走は期待しずらい。内枠の差し・追い込みタイプの馬は減点材料です。
スタート後の直線も長いので、もまれずに行ける外枠は好走傾向がみられます。
人気の傾向は?
- 1人気[1-1-2-5]
- 2人気[1-1-2-5]
- 3人気[1-0-2-6]
- 4人気[1-0-1-7]
- 5人気[0-1-1-7]
- 6人気[2-3-0-4]
- 7人気[1-0-1-7]
- 8人気[1-1-0-7]
- 9人気[1-0-0-8]
- 10-16人気[0-2-0-59]
さすがにハンデ戦ということもあり、波乱傾向のレースとなっています。
9人気以内なら、どの馬が勝ってもおかしくないレースと考えたほうがよいかもしれません。
血統の傾向は?
ロベルト系(シンボリクリスエス、ブライアンズタイムなど)をもつ馬に好走傾向がみられます。
ハンデの傾向は?
- 50kg以下[0-0-0-1]
- 51kg [0-0-0-2]
- 52kg [0-0-0-1]
- 53kg [0-0-0-6]
- 54kg [1-1-0-21] 9.5%
- 55kg [3-2-2-32] 12.8%
- 56kg [2-4-3-20] 20.6%
- 56.5kg [0-0-1-4]
- 57kg [0-1-1-17]
- 57.5kg [1-0-0-7]
- 58kg以上[2-1-2-7] 25%
58kg以上の重たいハンデは実力の証。ハンデがあっても一番好走するのは58kg以上。
実力以上に背負わされているのが56.5~57.5kgのハンデ。いいとこがありません。
ハンデに恵まれているのが56kg。実力もそこそこあって重たすぎない斤量です。
53kg以下の軽いハンデは実力不足。ハンデ差があっても、くつがえすことができないようです。
マーチステークスの傾向まとめ
- 前半のペースは速くなりがちで、スタートしてから4F目にペースを落とした場合、先行タイプが優勢で、ペースを落とさなかった場合は差し優勢の傾向があります。
- 先行か差しタイプに好走傾向あり。
- 前5走以内でダート1700m以上のレース(1600万クラス以上)勝ちした馬に好走傾向あり。
- 58kg以上と56kgハンデは好走傾向あり
- 外枠は好走傾向
- ロベルト系(シンボリクリスエス、ブライアンズタイムなど)をもつ馬に好走傾向
- 波乱傾向のレース
マーチステークスの予想
まずは消し候補からチェック!
53kg以下の軽いハンデは消し⇒シルクドリーマー
内枠で差しタイプ⇒ハッピースプリント
追い込みタイプ⇒ディアドムス(OPクラスだと追走困難)
次に、好走条件を満たしている馬をチェックします。
前5走以内でダート1700m以上のレース(1600万クラス以上)を勝っている
⇒コクスイセン、ピットボス、インカンテーション、リーゼントロック、コスモカナディアン、ストロングサウザー、ロンドンタウン
※人気のアスカノロマンは、この条件を満たしていない。
ということで、個人的な予想は以下のとおりです。
◎コスモカナディアン
好走傾向の56kgハンデ。先行力もあり、逃げそうなコクスイセンの左隣というのも良い枠に入った。
〇ピットボス
55kgハンデなら恵まれた。内枠に入ったので、先行できれば面白い存在。
▲ロンドンタウン
まとめて負かす可能性があるのがロンドンタウン。強烈な決め手を持っており、外側の良い枠を引いたのでチャンスありかと思う。
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